チャララレリン♪
しばらくしてまた、陽気な機械音が響き渡る
例の如く、唯一登録されている蘭世からのメール着信音
「……う」
「なんだ真壁、仲いいな〜。ま、頑張れや」
「そんなんじゃ、ないッスよ」
ニヤニヤしながら見ている先輩の台詞を適当に流しながら、俊は逃げるようにトイレへ
『今、何してる? わたしはお洗濯中ですv
お天気もいいし、お布団も干しちゃう予定0(^_^)0』
さっきのメールに返信できてないのに
さらにメール寄越すなんて、やっぱりかわいいヤツ
液晶画面を見ながら俊はやっぱり顔がほころんでしまう
「い……ま……は……ト……レ……ー……ニ……ン……グ……ち……」
今度こそ! とばかりに
文字が通り過ぎないよう、慎重にキーを押す手が再び止まってしまう
トレーニング中
中=ちゅう
……小っちゃい「ゆ」ってどう入力するんだ!?
万が一の確率を夢見て「8」のキーを連打してみるが
や・ゆ・よ・や・ゆ・よ……が
延々と繰り返されるのみ
「〜〜〜〜〜〜!!」
またまたトイレのドアを蹴飛ばし
トレーニングに戻っていく俊なのであった