以前ここでジャンがあの髪を自分で編んでいたら萌えるという図
ランジェさんは魔法が相変わらず下手に違いない(失礼)という図を描いたのですが
そこでいただいた、
「三つ編みをしてあげようと申し出るランジェさんの魔法は遠回りにお断りしてたら…」
というコメントに寄せてのページです

 

* * *

今日も晴れ渡りさわやかな朝
ジャンはいつものように髪を梳き、三つの房に分け編み始めた

「あら、ジャンったら! あなた、髪自分で結ってらしたの?」
「ん? ……ああ、これくらいはね。伸ばし始めてからずっと自分でやっている」
「へえ〜〜〜……」

その気になれば、下着の脱着すらも人にまかせっきりでもおかしくない身分だというのに
あえて自分で行うというところに感心しながら眺めていると
なるほど、器用にするすると編み込まれていく
とはいえ
晴れてその伴侶となった自分としては
彼のためになにか小さなことでも手伝いたいというのが正直なところで

「わたしが結うわ!」
「え?」
「ね? いいでしょうジャン! わたし、あなたの力になりたいの!」
「ランジェ……」

まんざらでもない調子でジャンはランジェのほうを振り返る
やはりそんな気持ちは嬉しいものだ

「じゃあ……お願いしようか」
「ふふ」

房を押さえたまま手に渡された髪を、ランジェは一気にぱらりと解いた

「え?」
「うふふ―――…。ほら、このあいだはとても焦っていて失敗しちゃったけれど
 こう見えてわたし、あれからずっと練習してとても上手になったのよ」
「え……っと……それは……あの、魔法で編む、ってこと……」
「ええ、そうよ」
「!! う、え、あ、おっとっと…その、やっぱり自分の髪、くらいは自分で……」
「ジャン! だ―――いじょうぶだったら!」
「いや、ほら、その……朝日もまぶしいし…」
「もう、意味がわからないわよ! 見てらっしゃい! …テセサミアツミ!」

 

「…………」
「……………あ」

 

 

「………なんか、多いね」
「え――――――っと………」
「………おまえは、こういうスタイルが好みなの?」
「あ、あの…そんなことはないんだけど……。えっと……分け目は、キレイよ」
「…………」

やはり髪を編むのは引き続きジャンの朝の日課となるのでした
……おそまつ

 

* * *

おさげはおさげでちょっと萌える気が(笑)……